。

今年の冬は寒い。

１２月も１月も平均気温が例年よりかなり低かったようだ。

海の中も真冬の厳寒期。

魚もアオリも活性が上がらず大変釣りにくい時期となっている。

前日吹き荒れた風も今日は徐々に落ちてくる予報だが

どれくらい回復してくれるものなのか。

今年に入ってからアオリは連戦連敗中。

魚礁まわりの根魚もパッとしない。

さて何釣りましょうか？

中深海の根魚（オニオコゼなど）はそこそこ釣れそうということで

そんな釣りも視野に入れて

前夜スーパーでエサになりそうな食材を購入。

短冊に切って塩で身を絞めて準備万端。

てんびんや仕掛けもそろえてあとは釣るだけ。

沖へ出られたらいいんだけど…

今日は北西から北の風のちに北東の風と

風向きが怪しいのが気になる。

前回１７℃台だった海水温も再び急低下で１３℃に

１２℃（前々回）→１７℃（前回）→１３℃（今回）とめまぐるしく変化している。

例年よりかなり早く海水温が落ちたせいか

岸よりのアオリはサッパリ釣れなくなったようだ。

いつもは朝イチ水深４０ｍ前後でアオリをやってもらうのだが

このところの状況をふまえ，アオリのポイントをスルーしてもらい

最初から沖の魚礁まわりの根魚狙いからスタート。

水深８０ｍ。

昨夜は月も出ていなかったし

朝っぱらからこんな深場にはアオリおらんやろうなと思いつつ

根魚用のタックルではなくなぜかアオリ用のタックルを手にしていた。

一流し目

北風が結構吹いていて白波もちらほら。

水深があるのでアタリもとりにくい。

何だか怪しい感触。

疑わしきは即合わせ！

アオリ乗ってます。

久々に良型の感触。

胴長３４ｃｍの１．５キロ。

水温が低いせいかこんな深場に落ちてきているんだ。

今日も潮は全く流れていないそうだ。

朝から北風が吹き付け寒い。

１杯釣れたので気をよくしてしばらくはアオリ仕掛けで。

へんなアタリに弱々しい引き。

マトちゃん。

コイツが釣れるときは潮の悪いことが多い。

水深はどんどん深くなってきた。

こんなところにもアオリがいるのか？

底を取り直したあと根掛かりのような感触。

せーのドン！

ありゃ？ほんまに根掛かりやったか。

一瞬間をおいて　ウィーンウィーンってやっぱりアオリや。

最初の１杯より好感触。

サイズアップの胴長３６ｃｍ１．８ｋｇ

大型はほとんど♂なのにめずらしく ♀だ。

今期はすでにアオリあきらめていただけに

このサイズが２杯掛かっただけでも十分。

魚礁まわりを転々と移動し赤い魚をポツポツと

ウッカリカサゴ４０ｃｍ

潮が流れていないので魚礁の巣穴を直撃できる。

いつもはおっさんばかりの船上に

今日はなぜか釣りガールの姿も。

人生初の釣りが真冬の荒れる太平洋とは。

太平洋の荒波にも負けずがんばっていました。

季候のいい夏場にまた遊びに来てください。

風も北東に変わって海はますます荒れてきた。

気温は４～５℃くらいありそうだが

北風が身を刺す寒さで体感気温は０℃

これではラングイ方面まで行けそうにない。

オニオコゼ釣りは次回に持ち越しか。

魚礁を丹念に探ってアタリを拾っていく。

強いアタリがあっも途中から引かなくなりただ重いだけ。

ウッカリカサゴ５４ｃｍ　２．３ｋｇ

これ１匹で瀬戸内のチビガッシー２０匹分くらいの重量。

こちらの方はホーガンと呼んでいる。

ヒラメが釣りたくてがんばっているものの

今年はまだ顔も見ていない。

数少ないアタリも赤い魚ばかり。

３０ｃｍ瀬戸内では大物でもここでは小物。

午後からはアタリもめっきり少なくなって

どこへ行っても魚が揚がってこなくなった。

１６時を回って全くアタリのない魚に見切りを付けて

再びアオリ仕掛けに。

…と　直後に後ろのＫ氏がヒラメをゲット。

やっぱり魚狙いにしようかと思ったが

なんとなくアオリが釣れそうな気がして

執念でアオリをキャッチ。

続けてもう１杯。

深場のアオリはすべてキロアップの良型ばかりであった。

その後日没までがんばってもらったが

魚もアオリも追加できず。

本日の釣果アオリの部＆魚の部。

狙いの中深海オニオコゼは風に阻まれ行けずじまい。

一日中北風の吹く寒い一日であった。

今回の釣行では頭から消していたはずのアオリが想定外にヒットしてくれたが

裏本命のヒラメには今回も出会えず。

真冬の寒さの中でも大物と巡り会うチャンスはきっとあるはず。

本日の釣果　アオリイカ胴長～３６ｃｍ　４杯　
　　　　　　　　ウッカリカサゴなど